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White Cave
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絹谷幸二壁画研究所改修
洋画家の絹谷幸二氏の遊び場であった奈良の土塀は、長い年月を経て風化し、その度に補修されて生きられてきた。
絹谷氏のギャラリーを設計するにあたり、そのような時間の概念が導入された壁でつくることができないかと考えた。
絹谷氏の絵がもつ「自由な線」という特徴や、フレスコ画のように壁に直接描く手法に触発され、絵をかける壁それ自体が絹谷氏の絵画と親和性の高いものになることをめざした。近代ギャラリーの特徴ともいえる抽象的な「WhiteCube」ではなく、様々な外的影響を受け入れ、かつ作家特有の物語から生成された凹凸をもつ「White Cave」が、この場所にしかないギャラリーの在り方にならないだろうかと考え設計した。
※浜田晶則建築設計事務所にて設計監理担当
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2016
Location: Shibuya, Tokyo
Program: Gallery, Laboratory
Total Floor Area: 128.74m²
Architect: Aki Hamada Architects(Aki hamada+ Ryo Saito)
Art: Koji Kinutani
Photo: Takumi Ota
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