再生可能エネルギーを生み出すランドアートの国際コンペ応募案。

敷地はサンタモニカビーチに与えられた。

カリフォルニアは近年記録的な干ばつが続いており、発電と共に飲料水の確保が重要な主題である。

< regattaH2O >は自然の営みに呼応してその姿と役割を変える。

濃霧が訪れる朝方にその帆を広げ、大気中の水分を蓄えながら、風向きにあわせて表情を変える。

整然と立ち並ぶ支柱はWind Beltにより、常時風力発電を行い、サンセットの美しいランドスケープの中に静かに佇む。

人工物でありながら自然の中に軽やかに存在できる、うつろいゆく構築物を提案している。

※LAGI2016 最優秀賞（Ryo Saito + Christopher Sjoberg)